篠葉沢稲荷神社のプロフィル
《安産・子授け・商売繁盛・学問成就・交通安全の神様》
福島県福島市立子山鎮座
当神社は地元では「しのはたさま」あるいは「ひのはたさま」と呼ばれています。安産の神様として有名で、それも熱心に祈願すれば、立派な世の中の役に立つ子供が育つといわれる、出世の神の役目もする子守りの稲荷神社です。
当神社の御祭神は倉稲魂命（うがのみたまのみこと）で、創建時期は、信達二郡村史(伊達郡史)によれば、鎌倉時代の正元元年（１２５９年）となっています。
阿武隈渓谷をのぞむ高台にあり、県下に１２の分社をもつ、昔から庶民のため一筋の社で親しまれています。
 |
【本殿：彫刻の社】
当神社の御本殿は明治２６年（１８９３年）に起工され、明治３０年（１８９７年）に竣功されました。
一間社流造（いっけんしゃながれづくり）という神社本殿建築様式中一番優れた型です。
屋根に反りがあり前流れが長く美しい。用材は欅（けやき）です。
随所に精巧な彫刻が施されており「彫刻の社」として有名です。
＊くわしくは下記をご覧下さい。
「◆「彫刻の社」写真集
◆「彫刻の社」の特徴
|
|
|
 |
【拝殿】
昔、この地の妊婦たちが難産で苦しんだときに、ある妊婦が神霊の顕示を受け、風致のよい当地に勧請されたと伝えられています。
以来、特に安産と子授けに霊妙な御神徳を授け給う子安の神として日々参拝者が絶えません。
|
|
|
 |
江戸時代も末期のこと。ここ立子山に一人の名医がいました。ある寒い冬の夜に妊婦が産気づいたので急ぎ来診をお願いします、という使いの者があり、行ってみると金屏風をめぐらした典雅な部屋でお姫様が陣痛で苦しんでいたといいます。
やっとお産をすませ帰宅して翌朝外へ出てみると狐の足跡がついていて、玄関先には塩鮭が一匹置いてあったといいます。
- 部落では篠葉沢の狐がお礼のしるしに持参したのだろうともっぱらの噂が立ちましたが、以来、その医者は名医の名をあげ栄えたといいます。
- こんな伝説のある稲荷神社ですが、妊娠した参拝者は神社「御神枕」をいただいて出産の日まで使用すると安産になるといわれています。
- そして、無事出産の時には、枕を二つにして返すのがお礼参りになっています。
-
|
|
|
|
|
遠方の人には住所、夫婦の指名を書いて申し込めば祈祷し、神札、御神枕、御神供（神に供える米）、神麻（あさ）が送られてきます（祈祷料は５０００円以上）。
◆所在地 福島県福島市立子山字目細内１10
◆電話 （０２４）５９７−２１１７
◆交通 東北本線松川駅から車で５分
東北本線福島駅から車で３０分